ぎっくり腰には、なぜなるの?(原因と対策)
正式名称を「急性腰痛症」と言うぎっくり腰。
いきなり「ウッ!」と腰に痛みが走り、動けなくなる人もいるぐらいです。突然発症することがほとんどのため、痛み始めたのはいつなのか、はっきりわかるのが特徴です。
ぎっくり腰は、「痛い」という明確な症状があるにも関わらず、病院を受診してレントゲンやMRIを撮影してもどこに痛みの原因があるのかはっきりしない場合がほとんどです。けれども相当「痛い」ので、経験された方は「もう二度となりたくない!」と言われます。
ぎっくり腰になる原因もいくつか考えられます。
・姿勢の悪さや中腰の姿勢
・運動不足や体の固さ
・疲労やストレス
・冷えと肥満
・長時間の立ち仕事
これらが複数「蓄積」することによる背骨や骨格の疲労と歪みとも言われています。
腰が痛みやすい土壌があり、その上でちょっとしたきっかけが…
・咳やくしゃみをする
・下に落ちたものを拾おうとする
・荷物をもち上げようとする
こんな時にぎっくり腰になってしまうようです。前かがみになってお腹に力を入れた時が多いようですね。
「痛い!」からこそ何とかしたいぎっくり腰。予防することにこしたことはありません。
・腰回りを支える筋力アップ
腰に負担をかけずに筋力をアップするには、ウォーキングやゆっくりとしたストレッチ運動、水中エクササイズなどもいいでしょう。そもそも負担がかかりやすい腰回りですから、「いきなり」たくさんの運動は気を付けてください。
・何よりも肥満防止
適度な運動と食生活の改善をすることで、肥満を解消していきましょう。身体が重ければ腰に負担をかけます。肥満を予防することは、ぎっくり腰の予防にもつながることを忘れないでください。
適度な運動や筋力アップに努めていたとしても、「あれ?」と思った時はすぐに運動をやめてゆっくりしてください。ぎっくり腰にもちょっとした予兆があるようです。
・寝返りの時
寝ていても何となく腰が痛い、寝返りをうつ時に若干痛みを伴う、このような時はぎっくり腰になりかけている前兆だと思った方がいいでしょう。
・骨盤周りに違和感
骨盤が歪んでいることもぎっくり腰の原因のひとつでした。お尻の上の方に痛みがある、腰の左右が重い感じがする、このような時はかなり危険性が高い前兆です。
・足の裏がしびれる
寒い日など身体が冷えて血行が悪くなります。血行の悪化により、心臓から一番遠い足の裏にしびれがあり、腰の具合がもともとよくない人は要注意でしょう。
原因は色々だけれども、症状はひとつのぎっくり腰。「すぐに病院!」というよりも、急激な痛みを和らげるためまずは安静にしましょう。冷やすにも温めるのも効果的ではないので、痛みを逃すように横に向いて膝を丸めて休みましょう。
急激な痛みが引いてきたら、痛みを長引かせないため、または再発を予防するため、しっかりとした治療を開始することをおすすめします。
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