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腰痛についてです。
世の中で4人に1人は腰痛持ちだそうです。 しかし、腰痛という病名はなく、病院に行ってレントゲンをとっても何が原因なのかはっきりわからない…というのが現状だそうです。 確かに現代ではエレベーターやエスカレーター、車での外出など歩くことが少なくなっています。 さらにデスクワークが主な仕事の人なども増えています。 長時間同じ姿勢のままでいる…というのは2足歩行へと進化した人間には、本来身体がもっている筋力が衰えたり、姿勢の悪さからくる背骨のS字カーブの歪みが出たり、悪循環に陥っていると言わざるをえません。 まずは腰痛には予防が必要です。当然ながら悪い姿勢では腰に無駄な負担をかけます。立ち方や座り方を見直して、気づいた時にはサッと直してみましょう。 さらに、腰を曲げて腕の力だけで何かを持ち上げるのはぎっくり腰の危険性も増しますし、腰痛を悪化させるだけです。膝や股関節を使ってゆっくり持ち上げるようにしましょう。 行き過ぎた運動は腰に負担をかけます。ストレッチやウォーキングなどで腹筋や背筋をつけて腰を守りましょう。 そして何より長時間の同じ姿勢が一番の敵です。適度に身体を動かして腰を反らせるストレッチは有効です。 この予防自体は少しの注意で継続が可能ですが、今現在痛みがあり、原因もわからない場合には、まずは痛みの元がどこなのかを適切に知る必要があるでしょう。痛みを治すためには、湿布なのか、固定なのか、薬なのか、歪みをとるのか…自己流で考えないでしっかりと相談をするべきだと思います。 腰は身体の「要」と言います。腰の負担がかからない動作や姿勢を維持していないと、今ははっきりと病気ではない腰痛も、手術を伴う病気にかわっていく可能性があることを忘れないで、痛みの根本から治していきましょう。
令和3年 夏季休診日のお知らせ
当院は令和3年8月11日(水)から8月15日(日)までお盆休みを 頂いております。 8月16日(月)より通常どおり施術を行います。 ご予約・ご相談は休み以外でお電話にてお待ちしております。
平成31年度 年末年始のお知らせ
当院は平成30年12月30日(日)より平成31年1月4日(金)まで休診とさせて頂きます。
1月5日(土)よりは通常通り診療を行います。
平成31年度も宜しくお願い致します。
平成30年 夏季休診のお知らせ
当院は8月13日(月)から8月16日(木)まで夏季休診ととさせて頂きます。
17日(金)より平常通り診療を行います。
原辺幸司
腰椎すべり症には何故なるの?
腰椎とは、皆さんご存知の通り背骨の一部、腰の部分の5つの骨のこと。この腰椎が何らかの理由で、安定がなくなり、前方へ滑り出して様々な症状が出て来るのが、「腰椎すべり症」です。
「腰椎すべり症」は生まれつきのものである「形成不全性すべり症」の他に、主に次の2つに分けることができます。
①変性すべり症
背骨や椎間板の変性が主な原因とされます。多くの場合、加齢と共に椎間板・靭帯・関節などの腰椎を固定している組織が変性したことで、腰椎の安定性が無くなり、腰椎に「すべり」が生じることで発症するようです。よって、骨粗しょう症など骨に変性を起こしやすい高齢女性に多くみられます。
②分離すべり症
「腰椎分離症」の人の一部に発症します。「腰椎分離症」は背骨の本体である「椎体」とその後ろ側で関節を構成している「椎弓」が分離してしまい、腰椎の安定が失われます。それにより、腰椎に「すべり」が生じることで発症します。
腰椎への負荷の蓄積で「腰椎分離症」(いわゆる疲労骨折)となってしまうのです。主に激しいスポーツをする人、その中でも成長期の中高生に多いようです。
どのような症状が出て来るかは共通で、主に
・腰痛
・坐骨神経痛
・長い距離を歩いた時の痛みや痺れ(かがむと楽になる)
があります。
「すべり」が大きくなると、下半身に
・痛み、痺れ
・麻痺
が出ます。
発症した際の治療法としては、まず、保存療法となります。
・コルセットなどで、腰への負担を軽減
・消炎鎮痛剤・ブロック注射などで、症状を軽減
・マッサージなどで筋肉の緊張をほぐし、腰痛を軽減
症状が落ち着いたあとのリハビリとして、
・ストレッチ
・筋力訓練(主に腹筋、背筋)
が考えられます。
日常生活に支障が出るほどの、痛みや痺れがある場合や麻痺の症状がある場合は、手術療法も検討されます。
自分で出来る対策として、次の2点を紹介します。
①運動
腰椎すべり症となって、腰痛などがあると身体を動かしにくくなるかと思います。
しかし、体を動かさないと基礎体力・筋力が落ちていってしまい、症状が悪化する原因にもなります。
無理のない範囲で良いので、運動をする事をおすすめします。一番強化したいのはインナーマッスル。その中でも腹筋です。ただし、腹筋運動をする時には、腰に負荷をかける方法は避けましょう。
腰への負荷が少ない運動として、
・自転車こぎ
・辛くない範囲でのウォーキング
・水中ウォーキング
などがあります。
②骨密度を低下させない
骨の形成には、必要な栄養分を摂ると共に運動することで、骨を形成する細胞を活発にすることが大切です。
必要な栄養分とは、
・カルシウム
・ビタミンD
・ビタミンK
となります。
筋力訓練やマッサージなどは、症状がある場合、やり方を間違えるとかえって悪化してしまいますので、専門家のアドバイスを受けながら行っていくと効果的だと思います。